Jalan Senopati

診断士プラス国際協力、その他諸々

知床・羅臼の流氷とオオワシ

      2016/02/27

北海道旅行2日目。残念ながら結局朝になっても流氷は現れませんでした。
流氷が来ていれば日の出前の5時頃に出発するはずだったのですが、今日は朝6時半過ぎにいよいよクルーズ船の出発です。羅臼にはクルーズ船を出している会社がいくつかありますが今回利用したのははまなす観光さん。こんな感じの船で羅臼港を出発です。
DSC_0233_01

観光船からスケソウダラなどの餌となる魚が海に投げ込まれているため、さっそくそれに誘われてたくさんのオオワシやオジロワシ、さらにはカモメなどもやってきます。
DSC_0240_01

翼を広げると2メートルにもなるオオワシが、朝日に照らされる羅臼岳をバックに優雅に舞う姿は美しく迫力があり圧巻の一言です。
DSC_0271_01

羅臼の観光船は網走や紋別のような砕氷船ではないために流氷が高密度になるようなところへは入って行けず、冬の間はあまり沖へは出られず港の周りをクルージングすることが多いそうなのですが、今回は幸か不幸か(?)流氷がないので、しばらく港の周りでオオワシの観察をした後は沖の方へ行ってもらいました。
港を出ると雪をかぶった知床連山が姿を現します。天気が良いこともあって景色は最高です。
DSC_0374_01

しばらく進んでいくと、海の中に何かが。。
DSC_0394_01

シャチが現れました!
海の食物連鎖の頂点に君臨すると言われるまさに海の王者です。
DSC_0399_01

この背びれがピンとなっている方がオスなんだそうです。
この時はこの海域で10頭ぐらいはいたのではと思います。

その後はまた港の周りに戻ってくる頃にはすっかり日も昇ってきました。
DSC_0428_01

ホントは流氷の上で撮りたかったのですが代わりに堤防上で。。
DSC_0472_01

クルージングはだいたい1時間半ほどでしたが写真をとっていると結構あっという間でした。
そもそもの旅の目的が流氷を見ることだったので、やっぱり流氷の上に鎮座する姿や流氷をバックに空を舞う姿を見たかったなーとは思いました。ただ流氷が来てないおかげで本来はこの時期は見ることができないシャチを見ることができたのでまあよかったのかなと思います。なにより野生生物や大自然を身近にみれて非常に満足でした。

しかしまだありました!

その後、羅臼の街並みや国後島を望めるという羅臼国後展望台に歩いていくと、道沿いにある木々になんとオオワシがたくさんとまっていました!
DSC_0507_01

海でとった魚などの餌は本来であれば流氷上で食べるのですが、流氷がない時はこの木の上まで運んできてここで食べるのだそうです。
DSC_0541_01

もちろんオジロワシもいます。
DSC_0551_01

飛び立つ姿がカッコいい!
DSC_0491_01

みんなクルーズが終わるとさっさと車でホテルに帰ってしまって、自分の他には誰もいませんでしたが、ここはかなり近くで観察できるし結構穴場スポットかもしれません。

展望台に着くと、中では役場の職員の方やたまたま訪問されていた方などがコーヒーを入れてくれて色々と話をしてくれました。
印象的だったのが、オオワシやオジロワシなどの野生生物への餌付けについてで、実は近年観光船による餌付け行為に対して、オジロワシ、オオワシの保護上の観点や世界自然遺産地域の生態系保護などの観点で色々と課題が指摘されているのだそうです。そういえば今日の乗った観光船にも環境省の職員が乗り込んでいて、飛来するオオワシ、オジロワシの数や投入された餌の捕食状況などの記録を取っていました。

餌付けによる生態系の影響についてはまだ解明されていないのだそうですが、このあたりは地元でも賛否両論があるそうです。
DSC_0571_01

流氷が残念だったので、これから網走などに行ったら流氷が見れるかどうかと相談してみたところ、流氷はもしあっても羅臼のようにワシやシャチは見れないよとのこと。
流氷にはこだわらずに羅臼にもう少し滞在することにしました。

 - 写真