Jalan Senopati

診断士プラス国際協力、その他諸々

絶滅危惧種、魅惑のシマフクロウ

      2016/02/27

羅臼国後展望台での地元の人たちの話によると、ここ羅臼でシマフクロウを観察できるところがあるとのことでした。シマフクロウはかつては北海道中に生息していたのですが、開発のあおりですむ場所が激減し、今では絶滅が危惧されるほどに個体数が減ってしまっているそうです。

このシマフクロウをぜひ見てみたいと思い現地へ問合せてみたところ午後6時までに来てもらえれば見れますとのことで、いったんホテルに戻って温泉に入って仮眠をとってからシマフクロウの現れる現場へ向かいました。

場所は鷲の宿という羅臼の中心部から少し離れた小さな旅館です。
DSC_0590_01

この旅館の前を流れる川に簡単な生簀が作られており、そこに宿の方が毎日餌となる魚(ヤマメ)を入れており、その魚を狙って毎晩シマフクロウがやってくるのだそうです。

余裕を持って5時過ぎに行ってみるとすでに多くの人が集まってきていました。日本人以外にも中国人やタイ人などの団体客が多かったような気がします。ここでガイドの方からシマフクロウの生態や保護活動の状況、観察のマナーなどを聞きながらシマフクロウが餌を食べに降りてくるのをひたすら待ちます。

シマフクロウは縄張り意識が強く、ここはオスとメスが1羽ずつとその子供のメスが1羽の計3羽が縄張りとしているそうです。ただ、今がちょうど繁殖のシーズンでメスは巣から出てくることはないらしく、またオスも冬の間は代謝が落ちてそれほど餌を必要としないため、最悪降りてこない可能性もあるとのことでした。

普段だと一晩で1羽あたり20匹以上の魚を食べるほどの食欲なのですが、この時期は食べる量はせいぜい2~3匹ほどで食べ終わるとすぐにまた飛び去ってしまうそうです。

・・・・。
途中からは川の前の観察小屋の電気も消し、ひたすらじっと待ちます。
一応屋内なのですが撮影のために窓が開いていてそこから風が入ってくるので結構寒い。。

・・・・。
「ボー・ボー」という鳴き声はよく聞こえるのですがまだ降りて来ない。

・・・・。
動かずにじーっと待っているので手や足の先がすごく寒い。

夜の10時を過ぎ、もう今日は来ないんじゃないかとあきらめムードが漂い始めたころ、

 

 

あっ!!

DSC_0616_01

いつの間にかシマフクロウが生簀へ降りてきていました。
ホントに羽音ひとつ立てずに全然気が付かず。。
DSC_0608_01

羽ばたきながら餌となる魚を捕獲します。
羽を広げると思ってたよりずっとデカい!

右足でヤマメをしっかりとつかんで、
DSC_0620_01

そしてその場でそのまま食べてしまいます。
DSC_0625_01

生簀の周りに滞在していたのは数分程度でガイドさんの言う通り3匹きっかり食べたらまたどこかへ飛んで行ってしまいました。

一通り撮影なども終え帰る頃にはもう11時近く。この小屋の中で5時間以上もずっと待っていたことになります。でも寒い中待ったかいあって念願のシマフクロウを見ることができました!

帰り際に駐車場の方へ歩いていくと、さっきのシマフクロウが近くの柱の上にとまっていました。
フクロウはやっぱりどこか神聖な感じがしますね。
DSC_0651_01

行きはホテルから1時間ぐらいかけて歩いて行ったのですが、帰りはさすがにいっしょに観察していた人にホテルまで車で送ってもらいました。

 - 写真